事故で重度の障害を負った妻を自宅で介護する「わたし」。なんのために、こんな生活を続けているのか…。「わたし」の物語と、さまざまな悩みを抱える男女の物語が絡み合い、繋がるとき、慟哭の真実が明かされる。
東京都生まれ。早稲田大学卒業。シナリオライターを経て作家。著書に「デフ・ヴォイス」「龍の耳を君に」「わたしのいないテーブルで」など。