妖怪に関する膨大な資料を蒐集する、長身色白、端正な顔立ちの青年、絶対城阿頼耶の元には、怪奇現象に悩む人々からの相談が後を絶たない。ある春の日、絶対城が根城にする東勢大学文学部の四十四番資料室を新入生が訪れ…。