雪の降る夜、外で震えている幼い少女を交番に連れて行った中学生3人。感謝状まで贈られた彼らは、少女が見せた抵抗に違和感を抱いていた。少女を保護したことは、はたして「正義」だったのか…。
神奈川県生まれ。「糸子の体重計」で日本児童文学者協会新人賞、「あしたの幸福」で河合隼雄物語賞、「ぼくんちのねこのはなし」で坪田譲治文学賞を受賞。